チームプレーから得られるやりがい

看護師はチームワークで仕事を行います。チーム医療は看護管理学の中でも、大切な要素の1つです。チームとは、人が集まることで自然と成り立つものではありません。サッカーの試合で共に戦っている選手の集まりはチームと呼べますが、添乗員が旗を持って引率している観光客の団体はチームとは呼べません。チームは目標、問題点、結果や成果が共通している団体のことです。個人の満足度や楽しみ方が違う団体旅行のグループと、サッカーチームとの違いはそこにあります。医療におけるチームプレーは、看護師、医師、理学療法士や管理栄養士など複数の職種のスタッフがチームとなって、患者さんの回復、症状の緩和という目標に向かって働くのが特徴です。他業種のスタッフだけでなく、看護師同士、またご家族ともチームプレーで看護にあたります。患者さんが最適な治療・看護を受けるために、チームプレーは欠かせません。患者さんにとってメリットとなるだけではなく、チームプレーが成功することで、看護師にとってもメリットとなります。多職種や、ご家族、看護師仲間とチームワークで看護にあたることで、自分のスキルアップにつながりますし、広い視野で物事を見ることができるようになります。看護師としてスキルアップすることは、仕事のモチベーションアップにつながり、深いやりがいを感じられるでしょう。やりがいを感じられるかどうかは、仕事を続けるうえで非常に重要な要素です。コミュニケーションをしっかりとって情報共有していきましょう。